現地だより|シアの実を収穫する現場へ

こんにちは。アフリカシアバターの原口です。ブルキナファソの現地の景色をお届けする、現地だより。

2023年7月某日、シアの実を収穫している現場を視察するため、女性組合の活動地であるサポネ(Sapone) を訪ねた時の様子をお届けします。ぜひお楽しみください!

サポネへの道のりで見た朝焼け

早朝の待ち合わせも首都の治安が…

原口の活動地の首都ワガドゥグ(Ouagadougou)から、女性組合の活動地のサポネへは、車で一時間。サポネまでの道のりはこちらの記事に書いていますのでご関心がある方はぜひ。

実はこの日、女性組合からは5時か6時集合との連絡がありました。雨季の今、女性たちは早朝にシアの実の収穫をしてから、家事や農作業をするからです。

原口も早起きに

ですが、運転手さん宅から原口宅兼オフィスまでバイクで約1時間。となると、運転手さんは3時前に出発、4時前に原口宅、5時前にサポネ…

ただ、首都では夜中に走るパイクを狙い拳銃などで脅され、バイクの盗難に合ってしまう可能性もあるので、安全を優先にして6時集合にさせてもらいました。

サポネへの道のりですれ違ったロバ

サポネに到着して女性たちとともに

暗闇から朝焼けに変わる道を進みながらサポネに到着。女性組合の創業者クリストフさんと今後のオーダーの打ち合わせ。そして女性たちとともにシアの実の採取に向かいました。

サポネに到着

通常は、女性たちはバイクや自転車(主に自転車)で移動するのですが、私がいるので一緒に、シアの木まで車で向かうことに。

車の中で記念撮影

このあたりと言うわけで、みんなで車を降りて歩いて移動。収穫したシアを入れるための大きなカゴを持って歩きます。

シアの木はプランテーションのように計画的に生えているわけではなく、ポツポツと点在して自生しています。実が落ちている木を見つけて、収穫をスタート。

女性たちが歩く姿

一つひとつ実を収穫する姿に

シアの実の収穫といっても、木になっている果実を直接採るわけではなく、地面に落ちた果実を収穫していきます。木になっている果実は収穫には早すぎるからだそうです。

他方で、シアの実が地面に落ち時間が経ちすぎると、種が発芽して胚の水分量が変わってしまう。早すぎず遅すぎず、ちょうどいいタイミングに。

地面に落ちたシアの実

女性たちは手馴れた様子で、シアの実を収穫し始めました。ひとつひとつ、採ってはカゴに入れ、採ってはカゴに入れ。繰り返しながら、たくさんのシアの実を収穫していきます。

シアの実を収穫する女性たち

やってみるとわかるのですが、腰を曲げながら採り続けるのは、至難の業です。原口もやってみましたが、すぐに腰が痛くなってしまいました。

シアの実を収穫する女性

こうやって、早朝にでかけて、ひとつひとつ実を収穫する姿。何年も、何十年も、何百年も続いている風景。

シアバターができがるまでに、シアの実を収穫する女性たち、シアバターを製造する女性たち、たくさんの女性たちの手を渡ってお届けできるんだなぁと感慨深くなりました。

採れたシアの実とともに

もし原料を作り手と使い手が

あっという間に、たくさんのシアの実が収穫されました。このシアの実の果実部分を除いて、シアの種にして、その種を天日干しして…

天日干ししたシアの種

ここからどのようにシアバターになっていくかは、こちらの記事に書いていますので、ご関心がある方はぜひご覧くださいませ。

現地だよりでは、このようにシアバターのものづくりに関わる女性たちの姿をこれからも発信していきます。作り手と使い手が顔が見える関係になる日を願って。

※現地便りは見聞録も含まれるため、正式名称などが異なる場合があります。

アフリカシアバター
ブルキナファソが原産国のシアバター専門ブランド。サステナブル・エシカルなシア脂の仕入製造販売(法人向けBtoB)。オーガニックコスメブランド・化粧品ブランド・美容室などを対象に、スキンケア・ボディケア・ヘアケアなどのオリジナルプロダクトへの配合実績あり。シアバターを配合したレザーケアクリームのOEM企画も展開。
■会社名:ボーダレス・ブルキナファソ
■代表:原口 瑛子
■住所:BP 2621 OUAGA C.N.T, Ouagadougou, Burkina Faso
■公式サイト:https://africa-shea-butter.com/
■公式Instagram:https://www.instagram.com/africa_shea_butter/

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