こんにちは。アフリカシアバターの原口です。ブルキナファソの現地の景色をお届けする、現地だより。
時々お客さまから「ブルキナファソでシアバターはいつ作っているの?」という質問をいただくことがあります。そこで今回は、現地でのシアバターの製造スケジュールのイメージをお届けします。ぜひお楽しみください!
植物だからこそ
シアバターは、ご存じの通りシアの木の種から搾油する植物性オイルです。まずは、シアの木が自生していて、その木に実がなり、その実(や種)を女性たちが収穫して、その上でシアバターの製造という流れになります。
シアの実を収穫する様子
年中作っているわけではない
ブルキナファソには、乾季と雨季があります(気候に関して詳しく知りたい方はこちらの現地だよりへ)。
シアの木の実がなるのは、雨季の前後。その時期にシアの実を収穫、その種(仁)を保管庫などに保管しておきます。
では、シアの実(や種)を収穫してすぐに、雨季の間に製造するかと言うと、実はそうではありません。ブルキナファソでは、年間を通して雨量がとても少なく、雨季の時期しか雨が降らないため、主な農作物の農作業もこの時期しかできません。そのため伝統的には、雨季が終わった頃からシアバターの製造が始まることが多いのです。こちらが、シアバター製造の年間スケジュールのイメージです。
年間スケジュールイメージ
10月頃から製造が本格化
当社が取り扱うシアバターは、伝統的な製造方法を継承しており、伝統的なスケジュールで製造しています。もちろん、雨季のタイミングでお客さまから発注をいただければ保管するシアの種(仁)を使って製造することもあります。
国内に保管しているシアバターの在庫との兼ね合いで、常にそうではないですが、10月以降に発注いただけると、同じ季節に収穫したシアの種を使用したシアバターを納品することができます。
自然と対峙する製品だからこそ
昨年2023年はシアの実が豊作でしたが、現時点(2024年6月)では今年2024年は豊作ではないかも、と言われています。ワインと同じように、その年の気温や雨量によって実も異なり、実の価格も異なります。その変動は、自然と対峙する製品だからこその特徴です。
私たちアフリカシアバターは、女性たちの仕事を守るために自然が影響するさまざまな変動を受け入れながら、同時に、お客さまのニーズにも応えられるように、みんなにとっていい方法を常に探求していきたいと考えております。
ブルキナファソのシアバターの製造スケジュール、少しでもイメージできたでしょうか?自然と対峙しながら、パートナーたちとともに、いいものづくりを続けていきたい、と思います。
※現地だよりは見聞録も含まれるため、正式名称などが異なる場合があります。
アフリカシアバター
ブルキナファソが原産国のシアバター専門ブランド。サステナブル・エシカルなシア脂の仕入製造販売(法人向けBtoB)。オーガニックコスメブランド・化粧品ブランド・美容室などを対象に、スキンケア・ボディケア・ヘアケアなどのオリジナルプロダクトへの配合実績あり。シアバターを配合したレザーケアクリームのOEM企画も展開。
■会社名:ボーダレス・ブルキナファソ
■代表:原口 瑛子
■住所:BP 2621 OUAGA C.N.T, Ouagadougou, Burkina Faso
■公式サイト:https://africa-shea-butter.com/
■公式Instagram:https://www.instagram.com/africa_shea_butter/