なぜアフリカシアバターを始めたのか?

私たちアフリカシアバターは、ブルキナファソでテロの影響を受ける女性たちの雇用創出を目的としたシアバター専門メーカーです。2023年1月より、主に化粧品原料としてシアバター(シア脂)の仕入・製造・販売を始めました。なぜ私たちはこの事業を始めたのか?その背景をみなさまにお伝えしたいと思います。

女性たちと代表原口(右)

なぜブルキナファソか?

ブルキナファソは、西アフリカに位置し、六カ国に囲まれた内陸国です。内陸国の特徴の一つは、海洋にアクセスできないため経済面で不利となり、経済が発展しにくいことがあります。結果的に、貧困も解決されにくく、社会の中で取り残されやすい国とも考えられます。ブルキナファソもまた、最貧国のひとつと言われています。

ブルキナファソの位置 (Google Map)

さらに、同国では2019年以降には過激派のテロが多発しており、2023年現在国内避難民が200万人以上と言われています。その中でも女性は男性よりも就学率や就労率が低く、働きたくても働けないという社会課題があります。

そんなブルキナファソで、テロの影響でさらに貧困に陥る女性たちや、テロの影響で避難した女性たちに、安心して働く場を創りたい、そんな志で始まったのが私たちアフリカシアバターです。彼女たちが安心して働ける場所を創り、その子どもたちの教育や医療へのアクセスを向上させることで、未来の希望を創りたいと考えています。

ブルキナファソの景色

なぜシアバターか?

シアバターは、シアの木になる果実の種から採取される、100%植物由来のオーガニックオイルです。そのシアの木は、アフリカの乾燥サバンナ地域のみで自生する木で、シアの木が生育する地域を ”シアベルト”と呼びます。ブルキナファソでは、国土の大部分でシアの木が自生しており、世界の生産国上位を誇る貴重な輸出資源です。

シアの木の実

同時に、シアの木は女性だけが触れられる神聖な木と言い伝えられ、そのシアバターづくりは女性たちの仕事として文化的に認められた大切な役割の一つでした。そこには、現地の女性たちが、祖母から母へ、母から娘へ、と代々継承してきた、ものづくりの歴史や誇りがあります。

女性たちが、土地や資金がなくても、言語や文化が異なっても、女性たちが文化的に認められ、内陸国のブルキナファソでできること、それがシアバターの製造販売でした。

シアバターを作る様子

アフリカシアバターでは、まずはテロの影響を間接的に受け需要が激減している既存の女性組合からの仕入販売から始めました。その先に、テロの影響を直接的に受けて避難している女性たちを自社工場で直接雇用して、製造販売を始める予定です。

シアバターを作る女性

100% HOPE SHEA BUTTERに込めた思い

5kg買うごとにブルキナファソの女性1人が1か月暮らせるシアバター。それは “希望のシアバター”です。

その希望は、私たちだけでは決して作れません。私たちの背景を知っていただき、そこで働く女性たちを知っていただき、大切に育んだシアバターを使っていただいて、はじめて生まれる “一緒につくる希望”です。

原料を選ぶ、それだけで未来は変わる。一緒に未来の希望をつくる仲間・パートナーを、世界中で探しています。

ボーダレス・ブルキナファソ代表 原口

アフリカシアバターは、ブルキナファソが原産国のシアバター専門ブランド。SDGs、サステナブル、エシカルなシア脂の仕入製造販売、法人向け( BtoB )の原料会社です。社会・環境に配慮したトレーサビリティーの高い原料で、化粧品ブランド、オーガニックコスメブランド、美容室などで、スキンケア・ボディケア・ヘアケアなどのオリジナル製品のOEM製造に配合する場合の、化粧品原料として最適です。

アフリカシアバター
ブルキナファソが原産国のシアバター専門ブランド。サステナブル・エシカルなシア脂の仕入製造販売(法人向けBtoB)。オーガニックコスメブランド・化粧品ブランド・美容室などを対象に、スキンケア・ボディケア・ヘアケアなどのオリジナルプロダクトへの配合実績あり。シアバターを配合したレザーケアクリームのOEM企画も展開。
■会社名:ボーダレス・ブルキナファソ
■代表:原口 瑛子
■住所:BP 2621 OUAGA C.N.T, Ouagadougou, Burkina Faso
■公式サイト:https://africa-shea-butter.com/
■公式Instagram:https://www.instagram.com/africa_shea_butter/
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