【現地だより】シアナッツを収穫する女性たちの説明会のためタルゴへ

こんにちは。アフリカシアバターの原口です。ブルキナファソの現地の景色をお届けする、現地だより。

2023年5月某日、女性組合のうちシアナッツを収穫する女性たちに会うため、サポネの少し先にあるタルゴ(Targho)を訪ねた時の様子をお届けします。ぜひお楽しみください!

出典:Googleマップ

まずはサポネで待ち合わせ

パートナーの女性組合ビ・ソンゴは、サポネ(Sapone)周辺にシアバターを製造する女性が約100名、さらにタルゴ周辺にシアナッツを採取する女性が約100名が働いています。

首都ワガドゥグ(Ouagadougou)からサポネへは車で一時間※。さらにタルゴは一時間先の場所にあります。まずは、サポネにあるビ・ソンゴ代表のクリストフさん宅で待ち合わせ。
※サポネまでの道のりはこちらの記事に書いていますのでご関心がある方はぜひ。

待っている間に眺めていたブーゲンビリア

みんなそろって、さぁ出発!私の車に女性たちが同乗してくれました。と一人の女性が出発早々「ちょっと止めて!」。何かと思うとここから時間がかかるからとお菓子を買ってくれました。優しいブルキナべ。

女性が買ってくれたお菓子

道なき道を進みタルゴへ

ブルキナファソでは、都市の大きな道は舗装されていますが、地方に進むと舗装されていない道が多いのが現状です。

Googleマップで位置を確認するとサポネからタルゴまでは約15km。時速60kmで進めば15分で着く距離ですが…道なき道を進むのは、とても時間がかかることなのです。

出典:Googleマップ

雨季は深い水たまりを避けたりその中を通ったりしながら進みます。進んでいくと、緑が増える道もあれば、岩がゴロゴロする道も。こうした景色に、過去に地層や流域の変化があったんだろうなぁと、想像を膨らませます。

大きな水溜まりを避けながら

約1時間後、次の待ち合わせ場所である教会に到着。シアナッツを採取する女性たち数人が出迎えてくれました。そして「あっちでみんなが待っているよ」と案内してくれた先には…

最初の待ち合わせの教会

大きなマンゴーの木の下で

大きなマンゴーの木の下には、約100人の女性たちが待っていてくれました。写真の縮尺を考えるとマンゴーの大きさがわかると思います。マンゴーの木陰は、大きくて涼しくて、説明会にはうってつけの場所。

マンゴーの木の下で待つ女性たち

まずは、お互いの自己紹介。本来は女性たち一人一人の名前を聞きたかったのですが、100人近くが参加してくれたのでコミュニティーごとに紹介してお互い拍手を送ることにしました。

説明会に参加してくれた女性たち

私からは、事業の目的や今後の展望、日本のお客さまのことなどを説明。日本はどんな国で、日本のお客さまにどんなニーズがあるのか、なども伝えました。

ほとんどの女性たちが他の国に出たことはないので、できるだけわかりやすく伝えることを心がけたり、代表のクリストフさんに補足してもらいながら、説明を行いました。

真剣に説明を聞いてくれる女性たち

説明会が終わると、みんなで「リ・スンバラ」を食べることに。こういう説明会を開催する時には一緒に食べるご飯を準備することも多く、「同じ釜の飯を食う」はどの文化でも大切なことだなぁと思います。

みんなで食べるごはんの準備中

みんなで食べたリ・スンバラ

トレーサビリティーとは

ものづくりの現場ではよく「トレーサビリティー」という言葉を聞きます。辞書で引くと以下のような意味です。

トレーサビリティーとは、製品やサービスの履歴や情報を追跡・管理することができる性質のことである。これにより、原材料の産地や製造過程、品質管理など、製品の安全性や信頼性を確保することが可能となる。また、問題が発生した際に原因を特定しやすくなり、迅速な対応が可能となる。

Weblio 辞書

しかし、グローバル化が進み、多くの国では、製品やその原料がどの地域のどの国のどんな人がどんな思いで作っているのかを、ユーザーが知ることは難しくなりました。

美容業界や化粧品業界も同じです。製品も原料もその製造過程で仲介業者が多く、最終製品をユーザーに届けるブランドさえも、それを遡ることが難しいのが現状です。

それは、誰も悪気があってそうしているわけではなく、現代の資本主義における構造上の課題かもしれません。

お互い拍手を送る女性たち

だからこそアフリカシアバターでは、ブルキナファソに生き、シアバターのものづくりに関わる女性たちのことを、できるだけ多く発信していきたいと考えています。

それは、追跡や管理のためではありません。作り手と使い手が「顔が見える関係」になり、いい社会を共創することを目指していきたいからです。

本来人間が持つ、人と人との繋がりの価値を信じて、本物のトレーサビリティーを目指していきます。

帰路に着く女性たち

シアナッツを収穫する女性組合への説明会の景色、いかがでしたでしょうか?女性たちの生活が少しでも豊かになるためにも、今年はたくさんのシアの果実が実るといいなぁと願っています。

※現地だよりは見聞録も含まれるため、正式名称などが異なる場合があります。

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