こんにちは。アフリカシアバターの原口です。ブルキナファソの現地の景色をお届けする、現地だより。
今回は首都から女性組合の活動地のサポネへの道のりをお届けします。Googleストリートが少ないブルキナファソ、果たしてどんな道が広がっているのか?ぜひお楽しみください。
出典:Googleマップ
早朝に首都を出発して
サハラ砂漠の南に位置するブルキナファソ。年中通して日中は暑くブルキナファソの働く人々の朝は早いので、女性組合と会う時はいつも早朝から出発します。
首都ワガドゥグから、女性組合の活動地域であるサポネまでは、車で1時間。7時にサポネで待ち合わせなので、私は6時に運転手さんとワガドゥグを出発しました。
出典:Googleマップ
首都では、車も多いですが、自転車やバイクも多く、早朝は通勤ラッシュのような風景も。二車線の白線や歩道が少ないため、首都を運転するには技術が必要です。
早朝のワガドゥグ
首都の出入りは警察チェックも
首都ワガドゥグは中央地方、サポネは中央南部地方*に位置しています。現在首都を出入りする際には、警察官の身元チェックがあり、これはテロが増えてから始まったそう。
*中央南部地方バゼガ県サポネ市
私はパスポートを、運転手さんはIDカードを渡します。毎回ではありませんが、時々荷台の確認があることも。大きな銃を構えて確認されることもあるので、最初は少し驚きました。
IDチェックをするバス
ブルキナには、ワガドゥグから地方、地方からワガドゥグに出るバスがありますが、バスに乗客たちも、ここでは全員降りて、全員IDカードのチェックがあるそうです。
そこから少し先に進むと、通行所があります。行き先と片道往復を伝えると、通行料を提示されます。ちなみに、ワガドゥグからサポネは往復400cfa(約80円)です。
首都の出入りには通行所
景色も空気も違うサポネへ
首都ワガドゥグでは、左右に食料品・日用品などの路面店が並びますが、サポネに近づけば近づくほど、左右は緑が増えて自然が広がります。雨季であれば、途中に水田を見ることもできます。
雨季に見れる水田
左右を見ると、マンゴー、バオバブ、シアの木などが広がります。私は運転手さんに「これ何の木?」と訪ねるのが趣味で、少しずつですがいろんな木の見分けがつくようになりました。
バオバブの木と鳥の巣
さらに先に向かうと景色が変わり、空気が綺麗になっていくのを感じます。暑いことには変わりないのですが、少し体感温度が涼しく感じます。
サポネに近づく風景
家々も近代的な建築から、土や煉瓦を使う伝統的な建築に変化していきます。ブルキナと言えば、穀物を保管するかわいい形の貯蔵庫。私はこういう風景が愛おしくて大好きです。
石や土を使った建築物
ついにサポネに到着
出典:Googleマップ
今は道がわかりますが、最初は曲がり角のガソリンスタンドが待ち合わせ場所でした。その先には「ようこそサポネへ」の石碑が。描いてある絵はサポネの伝統工芸品サポネ・シャポーです。
確か東京オリンピックの入場式ではブルキナの選手はこのサポネ・シャポーを被っていた記憶があります。ブルキナを代表する伝統工芸品の一つです。
「ようこそサポネへ」と書かれた石碑
さらに車を走らせると、女性組合が活動する工場に到着します。ここには、シアナッツの保管場所、機会の保管場所、シアバターの加工・保管場所などがあります。
工場に着くと牛のお出迎え
この女性組合は、過去に日本大使館の支援や国際協力機構(JICA)のボランティアが派遣され、工場にはその軌跡が多く残っています。工場の詳細は、また別の現地だよりでお届けします。
過去に日本大使館の支援も
首都ワガドゥグから女性組合の活動地サポネへの道のり、いかがだったでしょうか?いつかこの国が平和になり、お客さまにサポネに来ていただける日がくるといいなぁ、と願っています。
※現地だよりは見聞録も含まれるため、正式名称などが異なる場合があります。
アフリカシアバター
ブルキナファソが原産国のシアバター専門ブランド。サステナブル・エシカルなシア脂の仕入製造販売(法人向けBtoB)。オーガニックコスメブランド・化粧品ブランド・美容室などを対象に、スキンケア・ボディケア・ヘアケアなどのオリジナルプロダクトへの配合実績あり。シアバターを配合したレザーケアクリームのOEM企画も展開。
■会社名:ボーダレス・ブルキナファソ
■代表:原口 瑛子
■住所:BP 2621 OUAGA C.N.T, Ouagadougou, Burkina Faso
■公式サイト:https://africa-shea-butter.com/
■公式Instagram:https://www.instagram.com/africa_shea_butter/