こんにちは。アフリカシアバターの原口です。ブルキナファソの現地の景色をお伝えする、現地だより。
今回は女性組合で働く女性のインタビューです。パートナーの女性組合BI-SONGO (ビ・ソンゴ)で働くソフィ(Sophie)さんにお話を伺いました。
家族のこと、女性組合に参加した理由、彼女の夢など、短いインタビューではありますが、彼女たちのリアルな声をぜひお聞きください。
※なお、インタビューはすべてインタビュー当時(2022年10月)の情報です。
お名前、年齢、家族構成を教えてください
ソフィ、60才です。10人の子どもと15人の孫がいます。夫は、15年前に亡くなりました。
なぜ、この女性組合に参加したのですか?
女性組合が設立された2000年に参加しました。当時、仕事を探していたからです。女性組合では、ドライフルーツ、石鹸、シアバターの作り方などを学びました。

シアバターづくりをするソフィさん
女性組合で得た収入は何に使っていますか?
収入は、シアバターの注文がある時は月に20,000CFA(約4,000円)です。それらは家族の教育や医療のために使います。子どもたち、孫たちがいますが、孫たちの教育や医療のために子どもたち(孫たちの親)だけの収入では足りないからです。
シアバターの注文がない時は、家事をするか自分でシアバターを作って地元のマーケットで売るしかありません。その場合の収は、月に5,000CFA (約1,000円)になります。

家で家事をするソフィさん
組合を続けたい理由は何ですか?
まず一つは、仲間と一緒に働くことが幸せだから。もう一つは、若い女性たちに伝統的なシアバターの作り方を伝えていきたいからです。
あなたの夢はなんですか?
シアバターの注文が増え、これからも仕事を続けられるのであれば、これからも子ども達を学校や病院に行かせ続けたいです。それが私の夢です。

▼他の女性たちのインタビューも読む
■BI-SONGOマルゲリット編(2000年参加)
■BI-SONGOサラマタ編(2009年参加)
■BI-SONGOマルゴ編(2010年参加)
■BI-SONGOビントゥ編(2021年参加)